金沢市戸板公民館ブログ

toitakoumi.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 04月 28日

戸板の風景 馬頭尊

戸板の風景 馬頭尊

北町地内の金石街道沿いに石碑がある。
「馬頭尊」という。

戸板の風景 馬頭尊_b0114193_1653728.jpg


説明文によると・・・。

その昔、1830年(天保元年)ごろのことだった。
松風騒ぐ金石街道の夕暮れ時、馬子唄を流しながら尾山(今の金沢)での仕事疲れの身を愛馬とともに家路を急ぐ馬方があった。
北村(今の北町)の村はずれに来た時、突如馬は足を止め、額で馬方を押し、早く帰れという。
その馬心を知り、後ろの方を見ると、狼の目が無数に光っていた。
仕方なく馬を残して急ぎ家に帰る。残った馬は狼と格闘して主人を助け、老松の陰にて死んだという。
北村若連中が、これ菩薩の化身として、石碑を建て、この美談を後世に伝える。

石碑には、弘化二年(1845年)乙巳六月の文字がある。

by toitakouminkan | 2008-04-28 19:10 | Trackback | Comments(0)


<< 戸板の風景 井戸掘吉左衛門碑      戸板の風景 大豆田大橋 >>